一時期「第二東京タワー」と呼ばれていた東京スカイツリー。
これも電車についてで語ったゆめもぐらのように、呼称を公募して現在のものになりました。
ただ、ゆめもぐらとは違って、スカイツリーはスカイツリーでいいと思います。爽やかですし。
今もそこそこ近いのですが、昔は建設予定地のすぐそばに住んでいました。
「そこにすごいの出来るらしいよ?」
「ふ~ん、あの何もない所?何?どれくらいすごいの?」
「富士山の約6倍!」
みたいな会話をした思い出があります。
家の会話はいつもこんな感じです。勢い重視で内容がありません。
ちなみに、当時住んでいたマンションの前から撮った写真がこれです。
あまりにも近すぎて、スカイツリーの高さ、強さ、すばやさなどが全くわかりません。
見上げるとこんな感じです。
・・・やっぱり自分にはちょっと近すぎます。ずっとここに住んでいたら、
『スカイツリーが倒れてきて下敷きになったら怪我してしまうかも』
とか不安で夜も眠れなくなって、仕方がないので昼寝ることにしていたと思います。
今はスカイツリーの全高(634m)より離れた所に住んでいます。
隅田川や横網交番と同じくらい安心です。
そういえば大学生の頃、ちょうど引っ越す直前くらいに、
同じマンションに住んでいた小学生の子に何度か勉強を教えたことがありました。
主に算数を教えたのですが、普段バイトでは英語を教えていたので
「本当は英語の先生なので、あまり役に立てなくてごめんね。」
と言うと、
「全然そんなことありません。本当に役に立ちました。ありがとうございました。
将来英語を使う職業につきたいと思っているので何年後かにまた教えて下さい。
その時にはよろしくお願いします。」
という返事がきて、感動したことを覚えています。
そして自宅に戻り、その感動をそのまま妹に伝えた時に、
「あの年頃の子供は魔物じゃよ。全部計算づくでやっているんじゃよ」
と言われたことも覚えています。
あと気になるのはスカイツリーの数え方です。
1つしかないものは不可算扱いが原則です。東京タワーも「1タワー」とか数えたりしません。
ですから、スカイツリーの数え方も決まっていないと思います。
電波塔だから「塔」が正しいのではという意見は却下です。
で、提案なのですが、この際スカイツリーは「パンダ」で数えることにして、
「スカイツリー、やっぱりもう1パンダあった方がよくない?」
とか、
「スカイツリー換算で6パンダ」
みたいな感じで使っていくことにしませんか?
文法は語法に基づくものですから、多くの人が使っていれば
いずれ「パンダ」がスカイツリーの正式な単位として定着します。
そして広辞苑やwikipediaなどに
「東京都墨田区押上に建設された電波塔。
2008年着工。2011年竣工。2012年開業。単位はパンダ。」
とか載ることになります。どうですか?