‘行ってきました’ カテゴリーのアーカイブ

皇居に行ってきました(1)

行ってきました | 投稿者: itogen
7月 11 2011 年

高校の時にはオーケストラ部でトランペットを吹いていたのですが、先輩から

「トランペットに名前を付けて可愛がれば上手くなる」と指導されて以来、

本当に大切なモノには名前を付けるようになりました。

そんなわけで、先週生まれて初めて買った自分のカメラにも名前を付けました。

 

今日は夏期講習直前で、唯一使える日曜日です。

どこかいじりやすい所に出かけて、

デジカメ(←名前)で写真を撮ってブログに載せようと思いました。

 

部屋の片づけとかの話で、

捨てるべきものを決める時には逆に絶対に捨てられないものを考えるといい

とか言いますよね。

ですから、まずは絶対にいじれないところを考えることにしました。

すぐに答えは出ました。皇居です。

・・・あれ?よく考えたらこれまで皇居に行ったことない。行ってみたい・・・

でも絶対にいじれないから面白いものになりようがない・・・と悩んでいたところ、

「あんたはそもそもその生き様そのものがネタみたいなものなんだから

わざわざ面白いものを探さなくてもいいんじゃないの?」

と家族からありがたいアドバイスをいただいたので、皇居に行ってみることにしました!!!!

 

ああ、もちろん自転車でです。

電車なら東京駅まで片道10分で行けるのですが、

そこをあえて自転車で行くことに意味があります。意味があります。

大切なことなので2回言いました。

梅雨明けの炎天下。かかった時間は朝10時から15時半までの5時間半。

帰宅時にあまりにも日焼けしていたため家族に驚かれました。

特に妹には、「それ日焼けっていうかやけどじゃん。ホント変な顔になってるよ」とか

「明日仕事?そんな顔で仕事なんかできんの?」とか真顔で言われました。

塾生は、明日のまとめテスト(1学期の復習テスト)の時に

見かけた伊東源が黒かったり赤かったりしても、

不用意な一言を放って伊東源を傷つけることのないよう十分注意してください。

あと、スタンダールというあだ名をつけるのもやめてください。

撮った写真は200枚強。しばらくの間は暇を見つけてこの話を書いていこうと思います。

 

まず出発前にスカイツリーを自宅から。

スカイツリー 自宅から

ものすごくいい天気です。最後にここに寄ろうと思って家を出ました。

今回使った自転車はこちら。

自転車

父親の自転車、「父親くん」です。ああ、名づけ親は自分です。

ちなみに母親の自転車には「赤いの」という名前をつけました。

多分もう二度と乗らないと思います。

 

さっそく蔵前橋通りを西に向かったところ、幸先よく、こんなものを発見しました。

漬物石

路上に放置された漬物石です。

ちょっと離れたところから見るとこんな感じ。

漬物石2

写真奥に見えるのが蔵前橋通りです。どうです?

・・・ふふふ。ですよね!!

 

横網交番の近くまできたので、隅田川についてで紹介した、

蔵前橋付近の隅田川の看板(「安心できる川」)の裏側をチェックしてみました。

蔵前橋 隅田川 看板

予想通り、表裏で書いてある言葉が違っていました。

それにしても「的な」を付けると一気にうさんくさくなるのはどうしてなのでしょうか。

「まちづくりと一体の整備」なら文句はないのですが、

「まちづくりと一体的な?整備?」とか、どうですかぁ?

政治家が国会の答弁とかで「可及的速やかに対処いたします的な?」とか言ったら

確実に次の選挙では落選すると思います。

 

蔵前橋を渡ってさらに西に進まなければならなかったのですが、

昨日梅雨明けしたからか予想以上に暑く、水辺から離れたくなくなったので、

隅田川沿いを南下しつつ、以前撮った看板の裏側を調べることにしました。

 

両国国技館とスカイツリー。

両国国技館とスカイツリー

水上バス乗り場は浅草などにもあるのですが、ここからも乗ることができます。

水上バスという言葉でわくわくして猫バス的なものを想像した方には申し訳ないのですが

実際にはただの船↓です。

隅田川 水上バス

 

次は「蔵前橋通りについて」で書いた

新大橋付近の「魅力ある川を目指して」を目指してさらに南下。

新大橋 隅田川 看板1

 

かなり無理な体勢を強いられつつも、何とか撮影してみました。

新大橋 隅田川 看板2

こんな柵ぎりぎりにある看板の裏側をチェックする生き物は普通いないので、

表裏で文言を変える工夫をする必要は全くないと思います。

そして、こんなに苦労しているのですから

もっといじりやすく面白い看板にしてほしかったと思います。

 

撮り終わってふと前をみると、ベンチで人が寝ていました。

2つ上の写真にも写っているように、近くに自転車が止まっていたのですが、

籠がゴミ?で一杯で放置自転車だと思っていたのでとても驚きました。

川辺とはいえすごく暑い中です。

なぜわざわざ自転車でここまで来て…?とか日曜の朝10時半ですよ…?

とか思いましたが、もしかしたら何かの修行中なのかもしれませんし、

自分も全く他人のことは言えないことに気づいたので、そっと立ち去りました。

 

この近くには他にも面白いものがありました。たとえばこれ。

マスク

人はなぜマスクを干すのでしょうか?

しかもそんな、誰のテリトリーだかよくわからないようなところに?

よくわかりませんが、こうして哲学者が生まれることはわかりました。

 

↓よろしければクリックをお願いします。今は3位くらいです↓

 

 

デジカメを買ったので(原因)江の島に行ってきました(結果)

行ってきました | 投稿者: itogen
7月 03 2011 年

http://bit.ly/k4UWiL ツイッターとFacebookでいろんな方の写真を見ていてどうしても自分のデジカメが欲しくなってさっき買ってきましたヾ(*´∀`*)ノ キャッキャッ♪ いま火曜日の授業準備しながら充電中。デジカメを携帯で撮るとかさすが。さすがすぎる。

とツイートした後、この新しいカメラでどこか景色が綺麗な所を撮ってみたくなりました。

・・・隅田川?駄目だ、そのネタは先週やったばかりだ。というか、しばらくはもういいです。

・・・荒川?それも一緒にやった。それに何となく面白い看板はなさそうだし。

・・・・・・そうだ、江の島に行こう!

 

というわけで、江の島にやってきました。

江の島 遠景 写真

 

江の島 南端 太平洋 相模湾 空 海 写真

江の島の南端あたりから。目の前が一面だーっと海です。やはり海はいいですね。

 

江の島 写真 崖

右を見ると海辺におりられそうな階段があったので、

そこからもっと近くまで行ってみることにしました。

 

江ノ島 太平洋 波飛沫 写真

さすがに近いので、波飛沫(なみしぶき)も元気いい感じです。もう少し近づいて

「ほほう、この小僧なかなかやりおる。しかしその程度の波ではこの私を倒すことはできん!!」

とかぶつぶつ呟いて遊んでいたら

江の島 太平洋 波飛沫 写真

 

・・・先週に引き続き、何故か今週も服が濡れたので、どこかで乾かすことにしました。

見渡すと、服を乾かすのにちょうどよい大きさの洞窟がありました。

江の島 洞窟 写真

・・・入ったら怒られそうな気配が漂っています。それに、写ってはいませんが、

周りにはずぶぬれの生き物の様子をちらちら見ているヒューマンが複数存在していました。

仕方がないので洞窟は諦め、来た道を逆側に戻り、

先端にある灯台に向かいながら、海風で服を乾かすことにしました。

海からは爽やかな風が吹いていました。

濡れた服をあっという間に乾かしてくれました。

でも、服が乾いても身体はべとべとのままでした。

さすが波飛沫。wikipediaに

「ミネラルを含んだ塩、特に高濃度の塩化物陰イオンを多く含んでいる」

とか書かれるだけのことはあります。

 

しかしこの時、一瞬でこの身体のべとつきを忘れさせてくれるような

素敵な張り紙がついたテトラポッドが視界に入ってきました!

江の島 テトラポット 海 張り紙 写真1

「あぶないから」の後の「!」がいいです。

別に入ろうとしたわけではないのに何故か

「お前今入ろうとしたよな?嘘をついても無駄だ。その瞳をみれば分かる。入ろうとしたよな?」

と言われているようで、ついうっかり謝ってしまいそうです。

「ここに」の後に置かれた「、」もいいですね。

入ろうともしていないのに入ろうとした人に

ゆっくりその危険性を噛んで含めるように説明し、念押しする感じがたまりません。

しかもこれが沢山張ってありました。

江の島 テトラポット 海 張り紙 写真2

 

具体的にはこんな感じ。

江の島 テトラポット 海 張り紙 灯台 写真3

 

それならあの灯台にもこのテトラポッドのような面白い張り紙が張られているのでは?

もしかしたらシーズンロード(@新宿西口)レベルの強烈なやつ(※)が張られていたりして?

わくわくしながら灯台に向かいました。

 

到着。

江の島 灯台 写真

周囲を一周してみましたが、特に張り紙はなく、普通の灯台でした。

ちょっと残念でしたが、でもこれでいいんですよね。

江の島は景色も綺麗で爽やかなのですから、

面白い看板や張り紙が存在する必要はありませんもんね!(舌打ちしながら)

 

(※)新宿西口シーズンロード入口

新宿 西口 シーズンロード 入口 張り紙禁止

 

今回の記事は全然墨田区情報ではないのですが、

このブログ村というランキングサイトは3つのジャンルを同時に選択できて、

どのジャンルの記事を書いてもその3つに得点が入るようになっているので、

この記事でも墨田区情報に得点が入ります。面白いですね。

自分が選んでいるのは旅・地域(その中に墨田区情報があります)、教育、スイーツです。

↓よろしければクリックをお願いします。

地域ブログ ブログ村

 

 

隅田水門に行ってきました(3)~オーデリスドゥ ケンジにも行ってきました~

甘味, 行ってきました | 投稿者: itogen
6月 30 2011 年

綾瀬橋まで来ました。看板は橋からかなり離れたところにありましたが、

それほど苦労せず見つけることができました!

綾瀬橋 隅田川 看板1

・・・もういじりにくい看板にも慣れました。

 

ふと裏を見ると

綾瀬橋 隅田川 看板2

・・・・・・。

もしかしてこれまで見てきた看板、全部表裏で書いてあること違ったんじゃ・・・?

と一瞬思いましたが、どう考えてもこれからまた撮り直しに戻るのは

体力的に不可能なので、気付かなかったことにしました!

 

この綾瀬橋付近、隅田川沿いの道路には車が沢山止まっていて、

ドライバーがみなエンジンをかけたままで寝ていました。

この人たちは何をやっているのだろうと不思議に思いましたが、

あとで家族に聞いたところ、営業等で外回りに出ている人がサボって寝ているのだろうとのこと。

日本の経済はこうやって回っているんですね!!!(血涙を流しながら)

 

綾瀬橋を過ぎ、道路を北上していくと、線路にぶつかりました。

右。踏切がありそうな気配はまったくありません。

東武伊勢崎線 堀切1

 

左。

東武伊勢崎線 堀切2

・・・・・・また真っ赤な自転車を抱えて階段上り下りですか?

もう一度右を見てみましたが、どう見ても踏切は近くになさそうなので、

覚悟を決めて上ることにしました。

すれ違った人から不審者を見るような目つきで見られましたが、

赤い自転車を抱えて陸橋を上り下りする全身ずぶぬれの男は

実際不審者以外の何者でもないので、何の問題もありませんでした。

 

で、苦労して陸橋を渡りきり、道路を渡ると、

目の前が荒川でした(右手前が隅田川、画面上部で左右に流れているのが荒川)。

隅田水門 隅田川 荒川 合流地点1

 

・・・え!?・・・

ふと横を見ると、中途半端な大きさのさびれた建物がありました。隅田水門でした。

これだけ?

ここが終点なら自転車を抱えて陸橋を上り下りする必要はなかったのでは?

それに、この後すぐに同じ所を自転車抱えてまた上り下りしなければいけないんですか?

思わず「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ。」とつぶやきそうになりましたが、

確実にまた歩行者に不審者を見るような目つきで見られますし、

パトラッシュもいなかったので我慢しました。

 

何とか水門ぽく撮れるアングルを探して、結局陸橋を戻った所から撮った隅田水門。

 

隅田水門 隅田川 荒川 合流地点2

やばい!かっこいい!!それにすごく面白い!!!ほんと来てよかったです!!!!!!

 

帰り道。せめて面白い名前の店がないかなと明治通りに沿って自転車を走らせていると、

前方に「歯科」という文字だけが書いてある看板が見えてきました。

胸を躍らせましたが、入口のドアにはちゃんと「○○歯科」と名前が書いてありました。

 

その後しばらくすると、2階に「さんかくや」と表示が出ているお店が見えてきました。

これが今回一番気になったお店なのですが、もう階段を上りたくなかったので諦めました。

 

帰りがけに押上駅前から撮ったスカイツリー。

スカイツリー 押上駅前 写真

もう雨はほぼ止んでいましたが、上の方は雨雲がかかって見えないままでした。

 

オー・デリス・ドゥ・ケンジ(AUX DELICES DE KENJI @曳舟)では、

オーナーパティシエらしき方(ケンジさん?)に親切に対応していただきました。

自転車で来たことを伝え、崩れにくいと伺ったものを購入。

左手で箱を持ち、自転車は右手のみ。

安全(よりケーキを優先した)運転で無事持ち帰ってきました。

オーデリスドゥ ケンジ (曳舟)

左から、ティラミス、マルジョレーヌ(クレームシャンティとプラリネムースのケーキ)、

フロマージュクリュ(レアチーズケーキ)、サンマルク(生クリームとチョコレートムースのケーキ)。

この中ではティラミスが一番好みの味でしたが、どれもおいしかったです。安定感があります。

親切に対応していただきましたし、価格設定も良心的(380円~420円)ですし、

今回売り切れで買えなかったフロマージュキュイ(ベイクドチーズケーキ)も気になるので、

また買いに行くと思います。

25本目の投稿で初めてケーキの話を書きました。

そんなところもこのブログらしくていいかなと思います。

 

みなさんの応援のおかげで、今「墨田区情報」のブログランキングで一位になっています。

ありがとうございます。

↓よろしければクリックをお願いします↓

墨田区情報 ブログ村

 

隅田水門に行ってきました(2)

行ってきました | 投稿者: itogen
6月 29 2011 年

次の白鬚橋(しらひげばし)まではかなり距離があります。

お腹もすいたし、雨足も顔に当たって痛いレベルになってきたので

雨宿りしようと思って途中であたりを見渡すと、「村」という名前の料理屋さんが見えました。

村!?店なのに村!?やった!やりました!!伊東源勝ちました!!!

一気にテンションがマックスまで上がり、わくわくしながら自転車を止めました。

でも、入店しようとした時に、

『もしかしたら村さんという名字の方が経営されているお店なのでは・・・?』

という考えが浮かびました。

かなり激しく悩みましたが、結局今回は見送ることにしました。

でも次に通りがかったら、このお店に入ってみようと思っています。

あと、もし「店」という名前のお店があったら、どんなジャンルのお店だろうが即入店すると思います。

 

結局そのまま頑張って自転車をこぎ続け、やっと白鬚橋に到着しました!

看板もすぐ見つかりました!!!!

 

白鬚橋 隅田川 看板 写真

 

・・・どうしていじりにくい看板しか見つからないのでしょうか。

仕方がないので何か他に面白いものがないか探してみると、すぐ近くにバーミヤンがありました。

バーミヤン 白鬚橋

バーミヤン!

昔叔父に、「近くに新しく出来た中華料理屋がすごくうまいんだよ!連れてってやるよ!」

と連れて行かれたお店がバーミヤンでした。

確かにおいしかったのですが、「叔父さん、ここチェーン店だよ?」とは言えませんでした。

このお店に入って、今日こそ勇気を振り絞って店員さんに、

幼いころからずっと言いたくて、でもどうしても言えなかった

「バーミヤン、おいしいやん!」を言ってみようかと思いましたが、

言った後の店内の空気とかを想像して諦めました。

 

次、水神大橋に向かいました。

ここにはこれまでのような看板がいくら探しても見つからず、代わりにこんな看板がありました。

水神大橋 隅田川テラス入口

隅田川テラスの入り口はここだったんですね。

でも何故か水辺テラスと書いてあります。

どこまでが水辺テラスで、どこからが隅田川テラスなのか。

その境目が気になりましたが、面倒くさそうなので気にしないことにしました。

左を見るとこんな感じになっていました。

水神大橋 隅田川テラス入口 水辺テラス

一級河川っぽさがリアルに伝わってきます。

 

ちなみにこの近くには、

雨のなか、橋の下で上半身裸になって甲羅干ししている人がいました。

ちょっと話しかけて事情を聞いてみたかったのですが、

「いいから一緒に甲羅干ししようぜ」と誘われた時に

どうやって断ったらいいのか分からなかったので自重しました。

 

↓よろしければクリックをお願いします↓

墨田区情報 ブログ村

隅田水門に行ってきました(1)

行ってきました | 投稿者: itogen
6月 27 2011 年

無料電動空気入れ!(挨拶)

今日は所用で墨田区役所に行かなければならなかったため、

ついでに隅田川と荒川が合流する隅田水門まで行って、

隅田川について」「蔵前橋通りについて」で紹介したもの以外の隅田川の看板を撮って、

評判がいいらしいオーデリスドゥ ケンジ (@曳舟)でケーキを買ってこようと思って出かけました。

墨田区 地図

こういうのは楽してスクーターで行っても面白くないので自転車です。

ただ、ケーキを籠に入れて自転車に乗ると

家に着く頃にはぐしゃぐしゃになっていますから(シュークリー(@人形町)で学習しました)

帰りは片手にケーキを持ち、片手運転で帰ってくることにして出かけました。

今回使用した自転車はこちら。弟が母の日に買った自転車です。

自転車

「これ△△(弟の名前)に買ってもらったんだー。あれ?あんたは?何かくれたっけ?」

と母親から真顔で言われたことがあります。もっと正確に言うと、昨日言われました。

自分はコンサートに連れて行って、結構いいお店でごちそうしたのですが、まあいいです。

うちの弟が昔よく遠い目をして

「今でもはっきりと覚えてるよ。お前が拾われてきたあの寒い日のことを・・・」

とか言っていたのですが、それがネタではないことを確信しました。

で、忘れていたお詫びなのかはよくわかりませんが、

この真っ赤なのを使ってよいという許可をもらったので、これで出かけました。

 

区役所で用を済ませて外に出ると小雨がぱらついていました。

どうしようか迷いましたが、小雨だからまあ何とかなるだろうと考えて、

そのまま強行することにしました。

まず、駒形橋付近の看板。

駒形橋 隅田川

人々が川に集まってずぶぬれになったり溺れそうになったりしながら行き交っている様を

想像してみましたが、あまり面白くなかったので、

次、吾妻橋付近でネタになりそうな看板を探すことにしました。

 

吾妻橋。この橋は浅草にあるからなのか、真っ赤に塗られていて綺麗です。

写真は浅草駅前から。吾妻橋とアサヒビール本社とスカイツリー。

アサヒビールタワーはビールっぽくていいですね。

吾妻橋 隅田川 朝日ビール本社 アサヒビールタワー うんこびる スカイツリー 写真

看板は橋の近くにあるはずなのですが、橋のどちら側にあるかが完全にランダムで、

しかも橋の近くではなく離れたところにあることもあって、

看板探しは思ったより大変な作業であることがわかってきました。

それに雨もかなり激しくなってきました(スカイツリーの下の方が曇っているのはレンズについた水滴のせいです)。

もう帰ろうかなと思いましたが、どこからか

「諦めたらそこで試合終了だよ」

という声が聞こえてきたので、もう少し頑張って探してみることにしました。

そしてついに、高速道路の高架下に看板を発見しました。

吾妻橋 隅田川

「昔、今、そして永遠の流れ」…

いじりにくいんだよ!と思いました。今もそう思っています。

 

もっといじりやすく面白い看板を探して、次は言問橋(ことといばし)に向かいました。

しかし、橋を往復して探してもなかなか看板が見つかりません。

あたりは豪雨と言ってもいいような状態になってきました。

この橋付近には自転車用のスロープがないので、ずぶぬれになりながら

真っ赤な自転車を抱えて階段を降りて川辺を探し、それでも見つからないので

真っ赤な自転車を抱えてまたその階段を上ったりしました。

「お前は何をやっているんだ」とか

「安西先生でさえ諦めることを勧めるレベル」とかいったフレーズが脳裏をよぎりました。

しかし諦めかけたちょうどその時!!

言問橋 隅田川

もう一度向こう側まで戻って、看板を撮ることにしました!

言問橋 隅田川 スカイツリー 看板 写真

「ガンジーでさえ助走をつけて殴るレベル」と思いました。

 

↓よろしければクリックをお願いします↓

墨田区情報 ブログ村

 

ダニエル・ハーディング×新日本フィルのマーラー5番チャリティコンサートに行ってきました(2)

行ってきました | 投稿者: itogen
6月 22 2011 年

ダニエル・ハーディング×新日本フィルのチャリティコンサート、

本当に素晴らしかったので、もう少し真面目な感じのものも書いておきます。

 

プログラムは

エルガー作曲 エニグマ変奏曲より 第9変奏「ニムロッド」
マーラー作曲 交響曲第5番

前から17番目の指揮者の真後ろの席だったので、音の配置もバランスよく感じられました。

まあ本当に音の配置バランスがわかるのかと聞かれると困るのですが、気分です。気分。

 

新日本フィル@トリフォニーホール。一番好きで応援しているオケ&ハコです。

演奏も好きだし、以前団員さんが色々なことを説明してくれるプログラムがあって、

そこで触れた団員さんたちの人柄が気さくで明るくて。

クラシックになじみがない人にもとっつきやすいように、

有名曲を安い値段(S席でも4500円)で聴ける

「新・クラシックへの扉」というプログラムがあったり。

年数回ペースしか行けませんが、予定が合う時には聴きに行っています。

 

で、今回ですが、これまで自分が聴きに行った中では一番

スタンディングオベーションの数が多く、ブラボーの声も沢山かかっていました。

演奏後に指揮者が挨拶に出てきたときに楽団員がドンドンと足踏みで表現する

指揮者への「拍手」の音も凄まじかったです。

自分もその一人ですが、プログラムが終わって照明がつき

楽団員がステージから去っても、スタンディングオベーションを続けるお客さんが多数。

そうしたら最後にコンサートマスターと指揮者が肩を組んで出てきて、

客席に向けてガッツポーズをしてくれました。

 

すごくよかったです。あー、やっぱり新日本フィル好きです。

開演前に総武線が止まってしまい、

「時間通りにいらして下さった皆様には申し訳ないのですが、今日は特別な日なので」

とアナウンスして開演を少し遅らせる気遣いも、らしくていいです。

このオケには熱い指揮者が合うと勝手に思っているのですが、

今回初めて聴いた指揮者のダニエル・ハーディング、熱くてとてもよかったです。

ファンになりました。 

佐渡裕も、新日本フィルとの公演をトリフォニーホールで初めて聴いて

ファンになりましたが、あの時のような感動がありました。

 

そういえば今回のチケットを取ってくれた知人に、

10月の佐渡裕×ベルリン・ドイツ交響楽団日本ツアー2011のチケットも頼んでいました。

10/23(日)NHKホール Aプログラム
R・シュトラウス「ドン・ファン」
ラフマニノフ「パガニーニの主題によるラプソディ」
ベートーヴェン7番。

10/25(火)横浜みなとみらいホール、10/31(月)サントリーホール Bプログラム
ベートーヴェン「レオノーレ」
モーツァルトピアノコンチェルト23番
チャイコフスキー5番。

大好きな指揮者で、大好きな曲です。特にNHKホールのAプログラム。

R・シュトラウスも大好きですし、

ベートーヴェン7番は9番と並んでベートーヴェンの中で一番好きな曲ですし、

ラフマニノフのパガニーニの主題によるラプソディに至っては、

この世の全ピアノ曲の中で一番好きかもしれないくらいに好きです。

 

で、その知人からまた、「S席とれたよ^^」という報告をもらいました。

いくらするのか確かめず、かつ席の希望も言わずに頼む自分が全て悪いのですが、

佐渡裕×ベルリン・ドイツ交響楽団日本ツアー2011

 

あはっ!あはははははっ!!あはははははははははははゴホッゴホッ…オエッ…

明日から倹約生活始めます。

 

6/23追記
ハーディングと新日フィルのこの感動的な公演について
感動的な感想が書かれているブログを見つけ、
ブログ主さんにリンクを張る許可をいただきました。ご覧下さい。→Langsamer Satz

ダニエル・ハーディング×新日本フィルのマーラー5番チャリティコンサートに行ってきました(1)

行ってきました | 投稿者: itogen
6月 20 2011 年

ダニエル・ハーディング×新日本フィルの東日本大震災チャリティコンサートに行ってきました。

twitterで

新日本フィルのマーラー5番チャリティーコンサート、チケット頼んでおいた知人から、
「S席とれたよ!」って連絡がきた…。え、えすせき??? posted at 13:46:02
高ェ…でもチャリティだからこれでいいんだと納得することにしました! posted at 13:55:25

とツイートしていたコンサート(@すみだトリフォニーホール)です。すごくよかったです。

 

グスタフ・マーラー(Gustav Mahler)はドイツロマン派(後期)の巨匠。

こんな人です(↓wikiより抜粋)。

1864年(4歳) 本人の回想によれば、この頃、アコーディオンを巧みに演奏したとされる

 

どうせ回想なんだから、もっとすごい回想にすればいいのにと思いますよね。

本人の回想なんだから言いたい放題ですし。自分だったら

4歳時には既にブレーメンの音楽隊の動物たちが実はブレーメンまで行っていないことを知っていた。

とか

4歳時には既に周りの大人たちに「ごはんですよはごはんじゃないですよ?」と忠告してあげていた。

とか

4歳時には既に四捨五入しなくても身長が2mあった。

とか回想します。

 

マーラーの交響曲には長いものが多いからか、「マーラーは眠くなる」という声をよく聞きます。

確かに3番なんかは標準的な演奏時間が1時間40分、1楽章だけで40分くらいあります。

・・・ものには限度というものがあります。さすがに。

 

でも、確かにクライマックスまで長いんですが、そこまでの旋律の美しさとか、

張った伏線を最後にドーン!と解決するクライマックスの盛り上げ方とかが好きです。

興味があるけど聞いたことはないという人には、1番「巨人」がいいと思います。

適度に短いですし、盛り上がりますし、旋律の美しさにうっとりすること請け合いです。

聴く時にはよだれが出ないように注意してください。

 

そういえば子供の頃、「口からこぼれていったのは~ため息それとも吐息~」

という歌(詳細不明)を母親がよく歌っていましたが、

「吐息~」の所に「よだれ~」とかぶせて歌うのが好きで、よく怒られました。

今もたまに歌うので、歌いだしたらすかさずかぶせます。昨日も怒られました。

 

ところで、このブログで「いいね!」を押してくださっている方々、

ブログランキングのバナーをクリックしてくださってる方々、

ありがとうございます。

「いいね!」については、Facebookで友達になっていないと

押してくださった方がどなたなのかわからないのですが、

よければ友達になってください。

全国各地のFacebookの友達から喜びの声が来ていますので、いくつか抜粋します。

「伊東源と友達になったら身長が13cm伸びました!」
「軽い気持ちで友達になってみたところ、第一志望の会社から内定がもらえました!」
「最初は半信半疑だったんですが、友達になったとたんに待望の第一子が生まれました!」

 

蔵前橋通りについて

行ってきました | 投稿者: itogen
6月 06 2011 年

ブログタイトルの割に一つもケーキの話してないじゃん!という苦情が10件来たら

ケーキの話を書こうと思ってブログを立ち上げてから1か月半。

いまだに1件の苦情も来ていない、Customer Satisfaction 100%の伊東源ですこんばんは!

ではカレーの藤に続いて、今日も閉店してしまったお店を2軒紹介します!

質問される前に答えておきますが、理由は今回も秘密です。

 

蔵前橋通り沿いに、黄色い屋根に大きく赤い文字で「スピハン」と書かれたお店がありました。

何々?と思ってスクーターを止め、戻って近くまで寄ってみると、

下に小さな文字で「スピードハンコ」と書いてあるのです。

意味が分かるようで分からない、また分からないようで何となく分かる

そのもやっとした感じに、一瞬で虜にされました。

しかも、よく見ると電話番号も書いてありました。

38XX8785(ハンコ)、38XX9585(ハンコ)

・・・・・・ごろ合わせも完璧です。

さらにしばらくするとFAX番号も載りました。

56XX4185(よいハンコ)

人類はこうやって進歩してきたんですね。感動しました。

「俺、大人になったらこの店でハンコ作ってもらうんだ・・・」と思いました。

 

また、この蔵前橋通りには、素敵なクリーニング屋さんもありました。

店名は「洗う」です。

初めて見た時、脊髄反射で「動詞かよ!!」とつっこみましたが、

多分100人中99人が同じ反応をすると思います。

そして「俺、大人になったらこの店でYシャツをクリーニングしてもらうんだ・・・」

と思いました。

モーニング娘。が出てくる前にSay a Little Prayer(セイ・ア・リトル・プレイヤー)

という河村隆一プロデュースのボーカルユニットがいましたが、

「洗う」はこのSay a Little Prayerと同じくらいの衝撃でした。

河村隆一といえば下からの強烈な上目遣いに定評がありますが、

自身がプロデュースしたこのユニット名はかなり上からです。

Say a Little Prayerです。和訳すると「ささやかなお祈りの言葉を唱えろ」

動詞だとかそういうレベルではありません。命令です。

当時はテレビで見かけるたびにいちいち和訳して面白がっていたのですが、

周りには理解してもらえませんでした。

よくわかりませんが、たぶん時代を先取りしすぎたんだと思います。

 

で、今日はこの2軒のお店の写真を撮って、

ハンコを作ってもらって服をクリーニングに出そうと思っていたのですが、

前述の通り、2店とも跡形もなく消え去っていました。

立地はよかったし、ネーミングも完璧だったのに何故!?

仕方がないので、店舗探索中に撮った写真を載せて終わります。

 

湯島天神。今年も一色塾の塾生が第一志望に合格するようにお祈りしてきました。

湯島天神

 

NTT東日本の蔵前ビル。

そこはかとなく嫌な予感がするので、目に線を入れて誰だかわからないようにしておきます。

NTT東日本 ミッ〇ー

 

駒形橋から見たスカイツリー。

 駒形橋 スカイツリー 写真 うんこビル アサヒビール 本社 アサヒビールタワー

 左はアサヒビール本社です。金色のオブジェはフランス人デザイナー、

フィリップ・スタルク氏によるもので、燃え盛る炎をイメージしたものです。

wikipediaに「本来は燃え盛る炎を形象した~」などと書かれていますが、炎です。

アサヒビールのHPにも、「躍進するアサヒビールの心の象徴です」と書いてありますから、炎です。

炎ならなぜこんな色なのかとか、なぜ横向きなのかとか、色々と疑問は残りますが、炎です。

つっこんだら負けです。

 

隅田川。「安心できる川」以外にも色々な看板があります。たとえば新大橋付近にあるこれ。

隅田川 魅力ある川を目ざして

あまりにも中途半端です。

目ざしてどうなったのかまで書いてくれないと安心できません。

どうなったのでしょうか。

魅力ある川を目ざして三千里

魅力ある川を目ざして五里霧中

魅力ある川を目ざしてお前の罪を数えろ

・・・スランプのようなので寝ます。

 

真・上野動物園に行ってきました3

行ってきました | 投稿者: itogen
5月 30 2011 年

まず混み具合について。

普段は定休日である月曜で、かつ台風の影響で小雨がぱらつくような天気だったので

かなり空いていました。入園時だけでなくパンダ舎にも待ち時間0で入れましたし、

そのあとも好きなだけシンシンの所とリーリーの所を行ったり来たりできました。

 

パンダの他にも、トラ、ライオン、ゾウ、キリンや、ツル、ペンギン、ドール、レッサーパンダなど、

かわいい動物が沢山いました。

特にクマがよかったです。お母さんのおなかに乗っかってじゃれる赤ちゃん。

あまりのかわいさにうっかり昇天しそうになりました。

パンダのためなら即死できると思っていましたが、

このクマの赤ちゃんのためなら変死できます。

 

ただ、行く前にシュークリー(@人形町)に寄ってしまい、

路上でちょっとずつ食べながらシュークリームを激写していたら携帯の充電がなくなるという

初心者にありがちなミスを犯してしまったため、

写真は最後に載せた一枚(夢中になって竹をむさぼり食うシンシン)だけです。

リーリーもかわいかったのですが、お腹が茶色かったことにややショックを受けました。

 

当初は写真を沢山撮ってブログにアップしようと思っていたのですが、

このようにやむを得ない事情で予定が狂ってしまったので、

twitterの自分のつぶやきから「パンダ」を含むものを適当に抽出するという

ごくごく一般的な手法でお茶を濁したいと思います。

 

いよいよ明日は4月1日。そう、上野動物園のパンダが公開される日です。行きたい。かわいい感じに見えて実は気性が荒かったり、垂れ目っぽいイメージがあるのに実は鋭いつり目だったり、毛は柔らかそうに見えるのに実は結構固かったりするあの動物を見つめたい…。

 

そういえばパンダが中国から日本に来るとき、飛行機もパンダ模様に塗装されていましたが、あの飛行機はあの後どうなったのでしょうか?翌日作業員さんたちが総出で塗り直したのか、それともそのままどこかの空を飛んでいるのか…激しく気になります。

 

パンダいいですよね。一般公開前に見にいっても、「私は(身長が)一般人ではないからいいのだよ!ははは!」とか言えば「(身長が)一般人じゃないんですね、なら特別にOK!」とかなったりしないかなとか色々考えましたが、下手すると授業に穴があくので諦めました。

 

http://ueno.keizai.biz/headline/656/
立体パンダケーキ。送料込みで7980円です。誰か買って三口分くらい下さい。
http://www.sg-elem.co.jp/pandabus/
パンダバス。ウィンクもできます。どうですか?自分は前足の肉球が気になります。手触りとか。

 

4月1日。今日の昼はお赤飯を食べました。赤飯あまり好きじゃないんですけど何となくせっかくなので。パンダはニュースでみました。講習と3学期休講分の補講が終わったら見に行きますと関戸先生に話したら、「今日見に行けなければ別にいつでも同じであんま意味ないですよね」とさらっと言われました。

 

なんか自分が思っていた程周りがパンダに夢中になってない…。関戸先生だけでなく、塾生からも、「パンダってどこがかわいいんですか?」と真顔で2回聞かれました。なんでこんなに温度差があるんでしょうか?思いだして下さい。今年に入ってからは特に、3年ぶりに上野にパンダがくる!とか、2日に1回くらいは思っていたはずです!

 

「先生のツイッター、ケーキとかパンダとかOLみたいですよね!もっと他に電車とか車とかに興味ないんですか?」と塾生に言われましたが、正直すいませんとしか言いようがありません。また、本当はすまないとも思っていません。

 

すいません。自分は高村先生にお借りしたプロコフィエフではなく、Youtubeでパンダの鳴き声を聞いていました。

 

帰宅なう。明日から入塾テストがあるのでその準備などで今日は遅くなりました。ちょっと色々すませて(主にパンダ的なものです)、そのあとまた何か書こうと思っています。

 

帰宅なう。高村先生から借りたジュリーニのブラームスを聞きながら今日のパンダチェック(言うまでもありませんが、リーリーとシンシンがどのような一日を過ごしたかを詳細にチェックします)を済ませてから、明日の予習うぃる。クラシックとパンダ、最高です。

 

関戸先生に、「『明日見に行けなければ別にいつ行っても同じですよね』が効いていて、上野にパンダ見に行く踏ん切りがなかなかつかないんですよ」と話したら、「来週見に行こうと思っていたら明日いきなり死ぬかもしれませんよ」とさらっと言われました。

 

ふふふふふ。上野動物園なう!リーリーとシンシンが目の前にいます。生パンダです。やはり生は違うな…。何というか、もうオーラが違います。自分は彼らのことがとても好きなので、彼らも自分のことがとても好きだと思います。

上野動物園 パンダ 竹を食べるシンシン(真真)

 

レンブラント展に行ってきました【上野動物園に行ってきました続編】

行ってきました | 投稿者: itogen
5月 26 2011 年

レンブラント展入口 光と、闇と、レンブラント 光の探求/闇の誘惑

上野動物園が意味が全くわからないのですが予定通り閉まっていたので、

近くの国立西洋美術館でレンブラント展(上野では6/12(日)まで)を見てきました。

キャッチコピー通り、光の使い方と陰影へのこだわりが強く感じられる作品で一杯でした。

混み具合についてですが、

月曜日はかなり空いていて、好きな絵を好きなだけ眺めることができました。

 

和紙刷り版画と西洋紙刷り版画の対比がなされているコーナーもありました。

明暗を表現するには、白を基調とする西洋紙よりも

少しピンクがかった象牙色の和紙の方がよいということで

レンブラントは和紙にこだわったそうです。

確かに和紙刷りのものの方が明暗がくっきり表現されているように感じました。

 

絵のモチーフに関しては、

『あれ?このおじさんさっき別の絵でも見たような…?』

と誰もが思うほど多くの作品に登場する人物がいました。

レンブラント・ファン・レインその人です。

・・・・・レンブラント自分大好きだな!

ここまで自画像が多いとむしろすがすがしい気持ちになります。

あと、どうでもいいことかもしれませんが、張ってあった年表に

「内縁の妻ヘールトヘとの関係悪化。裁判沙汰になる。」

と書いてありました。この文言を付け加えたのが誰なのか気になります。

 

以下、特に気に入った作品です。公式サイトに作品紹介があるものにはリンクを張りました。

他にも「アトリエの画家」「陰のかかる自画像」など、

いいなーと思った作品が沢山あったのですが、

印象が薄れかけているものは削って、覚えているものだけに絞ります。

 

①トビトとハンナ

窓からの日差しと室内の暖炉。

違う明るさを持つ二つの光源とそれによってできる陰影。

教えてもらっても自分には絶対表現できません。

 

②金を量る人

エッチング。モノトーンなのになぜか色鮮やかに感じられます。

さすがレンブラント・ファン・レイン。

「光の画家」とか「光と影の魔術師」とか呼ばれるだけのことはあります。

自分も一度でいいからイトウ・ゲン・レインとか呼ばれてみたいものです。

 

③3本の木 http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/works15.html

レンブラントの風景版画の代表作だそうです。

館内にはもっと詳しい解説があるのですが、それによると、

この絵のモチーフには色々な意味が隠されているとのことでした。

ヴァニタスとかもそうですね。

爛熟した果物が「加齢」や「衰退」を意味したり、

一瞬で音が消える楽器は「人生が刹那的であること」を暗示したり。

そのままでも『いい作品だなー』と思えるのに、

解説を読んだ後に違う見方もできるので、

二度味わえてお得でした。

たとえるならラーメンカレーセットみたいな感じです。

 

④音楽を奏でる人々 http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/works3.html

使い込まれた楽譜のよれ、スカートのしわなど、

細かいところにも綺麗に光と影が表現されていました。

 

⑤エッケ・ホモ(民衆に晒されるキリスト) http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/works8.html

この版画には8つのステート(原版を修正することで生じる画の変更の段階)があり、

変更前のものと変更後のものが並べて展示されていました。

第6ステートでかなり大幅な構図変更がなされていて、

手前にいた群衆がそっくりいなくなっています。びっくりです。

 

⑥ヘンドリッキエ・ストッフェルス http://www.ntv.co.jp/rembrandt/works/works10.html

モデルとなったレンブラントの2番目の内縁の妻の名前が

そのまま絵のタイトルになっています。

この絵に一番惹きつけられました。帰り際にポストカード(100円)を買いました。

ヘールトヘ(一番目の内縁の妻)との裁判沙汰は、

レンブラントがこのヘンドリッキエを新たに雇い、

愛人にしたことが原因とのことです。

ちなみに、ヘールトヘもヘンドリッキエもレンブラントが雇ったメイドでした。

きっとメイド間で

「何よこの泥棒ネコ!」

「うるさいわねこの雌ブタ!」

みたいな応酬があったのでしょう。素敵です。

そんな中、鏡を見てもくもくと自画像を描いているレンブラント。

シュールです。さすがだとしか言いようがありません。